冷徹エリート御曹司の独占欲に火がついて最愛妻になりました
『聞いてください!今日スワンさんに最後の挨拶に行ったんですけど…』
「うん」
『そしたらなんと!レダさんがいて!』
「レダさんってインフルエンサーだったっけ?」
『ですです!なんとレダさんてスワンさんの常連さんで、いつもスワンさんで雑貨買ってるんですって!今日なんて、スワンさんの店内がレトロでかわいい〜って投稿してたんですよー!』
「そ、そうなんだ…」
『それで、私もスワンさんのおばあちゃんの大ファンだって言ったら意気投合して!レダさんがLOSKAのアカウントをフォローしてくれて!ウチの商品もタグ付けして紹介してくれたんです〜!』
それで通知が止まらなくなったようだ。
『それでね、茉白さん。スワンさんのおばあちゃんもSNSとか楽しそうねって言って、まずはメールから始めてみようかしらって言ってくれたんです。』
「え…」
『だから、私は辞めちゃうけど…スワンさんはメール注文にしてくれそうだし、レダさん効果で売上が伸びると思うので…取引、やめないでください…』
莉子がしんみりした声で言った。
(あ…莉子ちゃんはまだ影沼さんがいなくなったって知らないんだ…!)
「あのね、莉子ちゃ—」
茉白が言いかけたところで、遙斗がスマホを取り上げた。
「もしもし莉子先生?」
『え…?誰…?茉白さんは!?』
急に男性に変わったので莉子は戸惑った声になる。
「雪村です。」
『………え!?えぇ!?雪村専務??』『なんで!?』『茉白さんのスマホですよね!?』
突然電話口に雪村 遙斗が登場し、莉子は軽いパニック状態だ。
「茉白が寂しがるので、辞めるのやめてもらえますか?」
「………!」
遙斗の電話を聞いていた茉白も驚いて思わず両手で口を押さえる。
『え!?“茉白”って!?え!?あっ!じゃああの週刊誌ってやっぱり—』
———ピッ
遙斗は莉子が言い終わらないうちに電話を切ると、そのまま電源もOFFにした。
「うん」
『そしたらなんと!レダさんがいて!』
「レダさんってインフルエンサーだったっけ?」
『ですです!なんとレダさんてスワンさんの常連さんで、いつもスワンさんで雑貨買ってるんですって!今日なんて、スワンさんの店内がレトロでかわいい〜って投稿してたんですよー!』
「そ、そうなんだ…」
『それで、私もスワンさんのおばあちゃんの大ファンだって言ったら意気投合して!レダさんがLOSKAのアカウントをフォローしてくれて!ウチの商品もタグ付けして紹介してくれたんです〜!』
それで通知が止まらなくなったようだ。
『それでね、茉白さん。スワンさんのおばあちゃんもSNSとか楽しそうねって言って、まずはメールから始めてみようかしらって言ってくれたんです。』
「え…」
『だから、私は辞めちゃうけど…スワンさんはメール注文にしてくれそうだし、レダさん効果で売上が伸びると思うので…取引、やめないでください…』
莉子がしんみりした声で言った。
(あ…莉子ちゃんはまだ影沼さんがいなくなったって知らないんだ…!)
「あのね、莉子ちゃ—」
茉白が言いかけたところで、遙斗がスマホを取り上げた。
「もしもし莉子先生?」
『え…?誰…?茉白さんは!?』
急に男性に変わったので莉子は戸惑った声になる。
「雪村です。」
『………え!?えぇ!?雪村専務??』『なんで!?』『茉白さんのスマホですよね!?』
突然電話口に雪村 遙斗が登場し、莉子は軽いパニック状態だ。
「茉白が寂しがるので、辞めるのやめてもらえますか?」
「………!」
遙斗の電話を聞いていた茉白も驚いて思わず両手で口を押さえる。
『え!?“茉白”って!?え!?あっ!じゃああの週刊誌ってやっぱり—』
———ピッ
遙斗は莉子が言い終わらないうちに電話を切ると、そのまま電源もOFFにした。