冷徹エリート御曹司の独占欲に火がついて最愛妻になりました
それから茉白は遙斗の指示を受けながら口で言っていたイメージを文章でスケッチに書き込んだ。
「うん、なんとなくわかった。ハンカチで行こう。各500枚でそれぞれのタイプを4色ずつ作った場合と2色ずつ作った場合の見積もりを作って欲しい。」
「はい。」
「あとはもっとマシなデザインラフをデザイナーに描いてもらって。」
「はい…」
「会議では食品を入れられるジッパーバッグなんかも欲しいという声がありましたが…」
米良が言った。
「ジッパーバッグはたしかに良いんですけど、生産ロットが大きいんです。なので厳しいかもしれませんが…念のため最少ロットで見積もりお出ししましょうか?」
茉白は即座に答えた。
「お願いします。」
19時30分
「思いの外 長くなって悪かった。」
帰り際、遙斗が言った。
「いえいえ。ありがたいお話だったので。」
茉白が手のジェスチャーをつけて恐縮気味に否定する。
「具体的な話も進められて助かりました。」
米良が言った。
「では本日はこれで—」
———ぐぅ〜〜…
茉白のお腹が鳴った。
「す、すみません!緊張してお昼も食べてなかったので…」
茉白の顔が真っ赤になった。
「この後空いてるなら食事でも?」
遙斗が可笑しそうに笑いながら言った。
「え!?あ、えっとそんな、大丈夫です、どこかでテキトーに食べて帰るので。」
「適当に食べるなら、我々がご一緒してもいいんじゃないですか?」
米良が言った。
「でも…」
「俺の電話の仕方が悪くて緊張させたみたいだし、取引先との会食も営業の仕事だろ。」
「……はい。」
茉白は緊張気味に同意した。
「うん、なんとなくわかった。ハンカチで行こう。各500枚でそれぞれのタイプを4色ずつ作った場合と2色ずつ作った場合の見積もりを作って欲しい。」
「はい。」
「あとはもっとマシなデザインラフをデザイナーに描いてもらって。」
「はい…」
「会議では食品を入れられるジッパーバッグなんかも欲しいという声がありましたが…」
米良が言った。
「ジッパーバッグはたしかに良いんですけど、生産ロットが大きいんです。なので厳しいかもしれませんが…念のため最少ロットで見積もりお出ししましょうか?」
茉白は即座に答えた。
「お願いします。」
19時30分
「思いの外 長くなって悪かった。」
帰り際、遙斗が言った。
「いえいえ。ありがたいお話だったので。」
茉白が手のジェスチャーをつけて恐縮気味に否定する。
「具体的な話も進められて助かりました。」
米良が言った。
「では本日はこれで—」
———ぐぅ〜〜…
茉白のお腹が鳴った。
「す、すみません!緊張してお昼も食べてなかったので…」
茉白の顔が真っ赤になった。
「この後空いてるなら食事でも?」
遙斗が可笑しそうに笑いながら言った。
「え!?あ、えっとそんな、大丈夫です、どこかでテキトーに食べて帰るので。」
「適当に食べるなら、我々がご一緒してもいいんじゃないですか?」
米良が言った。
「でも…」
「俺の電話の仕方が悪くて緊張させたみたいだし、取引先との会食も営業の仕事だろ。」
「……はい。」
茉白は緊張気味に同意した。