冷徹エリート御曹司の独占欲に火がついて最愛妻になりました
呼び出し音が鳴るたびに緊張が高まる。
『はい』
電話の向こうの声に茉白の心臓がトクンと跳ねる。
「あ、えっと…LOSKAの真嶋 茉白です!」
『フルネームって…表示されてるよ。』
電話越しに、遙斗が笑ったのがわかる。
(はぁ…いきなり失敗した…)
「今、お時間大丈夫ですか?」
『少しなら。』
「あの—」
『Twitty、すごいな。2週間でフォロワー100倍になってる。』
「あ、見てくださったんですね。はい、後輩に色々教えてもらいながら頑張りました。あの、今日の御社のアカウントの投稿も反響があって…そのお礼が言いたくて…ありがとうございます!」
『うちの方でも店舗に問い合わせが来てるみたいだよ。』
「本当ですか?御社の担当さんが素敵な写真を撮ってくださったからですね。」
茉白は明るい声で言った。
『真嶋さん、再来週の金曜の夜空いてる?』
「え?えっと……はい。」
『OEMとSNSを頑張ってくれたお礼に、パーティーに招待したいんだけど。』
「パーティー…ですか?」
慣れない響きに、茉白はまた少し緊張する。
『立食形式でそんなに堅苦しいものじゃないよ。シャルドンの新業態店舗のオープン記念パーティーでうちと同じようなアパレルや雑貨店の関連会社も来るし、LOSKAの同業者も来るはずだから名刺交換するといい。』
遙斗はLOSKAの新規取引先探しや、同業者との交流の場を提供してくれるつもりのようだ。
「あ、えっと…はい、是非。…ありがとうございます。」
『俺も米良もいるから緊張しなくていいって。』
茉白の声色から、すでに緊張していることを察した遙斗が言った。
(雪村専務がいるから余計に緊張するんだけど…。服どうしよう…)
電話を切ると、茉白は手帳の再来週金曜日の枠を見ながらあれこれと考えていた。
『はい』
電話の向こうの声に茉白の心臓がトクンと跳ねる。
「あ、えっと…LOSKAの真嶋 茉白です!」
『フルネームって…表示されてるよ。』
電話越しに、遙斗が笑ったのがわかる。
(はぁ…いきなり失敗した…)
「今、お時間大丈夫ですか?」
『少しなら。』
「あの—」
『Twitty、すごいな。2週間でフォロワー100倍になってる。』
「あ、見てくださったんですね。はい、後輩に色々教えてもらいながら頑張りました。あの、今日の御社のアカウントの投稿も反響があって…そのお礼が言いたくて…ありがとうございます!」
『うちの方でも店舗に問い合わせが来てるみたいだよ。』
「本当ですか?御社の担当さんが素敵な写真を撮ってくださったからですね。」
茉白は明るい声で言った。
『真嶋さん、再来週の金曜の夜空いてる?』
「え?えっと……はい。」
『OEMとSNSを頑張ってくれたお礼に、パーティーに招待したいんだけど。』
「パーティー…ですか?」
慣れない響きに、茉白はまた少し緊張する。
『立食形式でそんなに堅苦しいものじゃないよ。シャルドンの新業態店舗のオープン記念パーティーでうちと同じようなアパレルや雑貨店の関連会社も来るし、LOSKAの同業者も来るはずだから名刺交換するといい。』
遙斗はLOSKAの新規取引先探しや、同業者との交流の場を提供してくれるつもりのようだ。
「あ、えっと…はい、是非。…ありがとうございます。」
『俺も米良もいるから緊張しなくていいって。』
茉白の声色から、すでに緊張していることを察した遙斗が言った。
(雪村専務がいるから余計に緊張するんだけど…。服どうしよう…)
電話を切ると、茉白は手帳の再来週金曜日の枠を見ながらあれこれと考えていた。