冷徹エリート御曹司の独占欲に火がついて最愛妻になりました
「あれ?茉白さん、受付でお会いしたときよりさらに素敵になってませんか?」
二人が戻ると、すぐに米良が話しかけてきた。
「米良…お前、どうせ俺が真嶋さんを控え室に連れてくとこ見てたんだろ。お前のそういう白々しい反応するところ、すげー嫌い。」
遙斗が呆れたように言うと米良はいたずらっぽく笑い、気心の知れた仲の良さを感じさせる。
「でも、素敵になったのは本当です。」
米良に言われ、茉白は照れた顔をする。
「当たり前だろ?俺が直々にメイクしたんだから。」
茉白はまた恐縮した表情になる。
「ほら、自信持って名刺交換に行ってこい。」
遙斗が茉白の背中を押すように言った。
(雪村専務…すごい、さっきまでの場違いだって思ってた気持ちが無くなった…)
「あの雪村専務と秘書の方と一緒にいる女性はどなたですか?」
会場で談笑していた男が一人、会場のスタッフに茉白について質問した。
「さあ…存じ上げませんが…リボンの色がホワイトなので何かのメーカーの方だと思いますよ。」
パーティーのゲストは胸元に業種ごとに色分けされたリボンをつけている。
「ふーん…メーカー…」
「あ、じゃあこの前Twittyに載ってたクリームソーダのポーチの?」
「です!」
「あれ私も買おうと思ってて〜、あ、私はラグラデのデザイナーなんですけど〜」
「え!ラグラデ?キャンドルよく買います〜!」
茉白は遙斗のおかげで様々な業種のゲストと名刺交換ができていた。
(新しい売り先だけじゃなくて、OEMにもつながるかも。来て良かった。)
「これ、美味しいですよ。」
先程スタッフに話しかけていた男が、テーブルの料理を指して茉白に声をかけた。
「え、そうなんですね。食べてみます!」
場に慣れてきた茉白は愛想の良い笑顔で応えた。
テーブルの上の銀色の皿から、オリーブの乗ったキッシュのようなフィンガーフードを手に取った。
「本当だ、美味しい。」
「名刺交換よろしいですか?」
「はい、是非。」
男に名刺を差し出され、茉白も自分の名刺を渡した。
二人が戻ると、すぐに米良が話しかけてきた。
「米良…お前、どうせ俺が真嶋さんを控え室に連れてくとこ見てたんだろ。お前のそういう白々しい反応するところ、すげー嫌い。」
遙斗が呆れたように言うと米良はいたずらっぽく笑い、気心の知れた仲の良さを感じさせる。
「でも、素敵になったのは本当です。」
米良に言われ、茉白は照れた顔をする。
「当たり前だろ?俺が直々にメイクしたんだから。」
茉白はまた恐縮した表情になる。
「ほら、自信持って名刺交換に行ってこい。」
遙斗が茉白の背中を押すように言った。
(雪村専務…すごい、さっきまでの場違いだって思ってた気持ちが無くなった…)
「あの雪村専務と秘書の方と一緒にいる女性はどなたですか?」
会場で談笑していた男が一人、会場のスタッフに茉白について質問した。
「さあ…存じ上げませんが…リボンの色がホワイトなので何かのメーカーの方だと思いますよ。」
パーティーのゲストは胸元に業種ごとに色分けされたリボンをつけている。
「ふーん…メーカー…」
「あ、じゃあこの前Twittyに載ってたクリームソーダのポーチの?」
「です!」
「あれ私も買おうと思ってて〜、あ、私はラグラデのデザイナーなんですけど〜」
「え!ラグラデ?キャンドルよく買います〜!」
茉白は遙斗のおかげで様々な業種のゲストと名刺交換ができていた。
(新しい売り先だけじゃなくて、OEMにもつながるかも。来て良かった。)
「これ、美味しいですよ。」
先程スタッフに話しかけていた男が、テーブルの料理を指して茉白に声をかけた。
「え、そうなんですね。食べてみます!」
場に慣れてきた茉白は愛想の良い笑顔で応えた。
テーブルの上の銀色の皿から、オリーブの乗ったキッシュのようなフィンガーフードを手に取った。
「本当だ、美味しい。」
「名刺交換よろしいですか?」
「はい、是非。」
男に名刺を差し出され、茉白も自分の名刺を渡した。