冷徹エリート御曹司の独占欲に火がついて最愛妻になりました
「じゃあ、縞太郎さんは元々デザイナーだったんですね。」
「そうなんです。デザイナーというか、商品の企画とか…売れないものもたくさん作ったみたいですよ。だから営業畑出身の社長さんよりも数字にはちょっと大雑把なところがあって…母が外からサポートしてました。」
「へぇ…」
「だから母の分までカバーしなくちゃって思ってるんですけど、なかなか…」
茉白は困ったように言った。
「でも、茉白さんは頑張ってますよね。」
「え?」
「女性なのに営業としてあちこち飛び回って、シャルドンのパーティーにも招待されるくらい実績を上げている。」
(女性なのに…?)
茉白は影沼の言葉に引っ掛かりを覚えたが、重箱の隅をつつくようだと思い、受け流すことにした。
「あのパーティーはたまたまタイミングが良かっただけです。」
「タイミング?」
「はい、OEMとか…SNSで商品を紹介していただける機会があって、まぁいろいろ…」
「ふーん。ああ、そういえばいつもTwitty見てますよ。あれは茉白さんが?」
「はい、後輩と二人で管理してます。なかなか奥が深くておもしろいです。」
「私は見る専門ですね。いつもLOSKAさんの投稿にこっそりいいねとRTさせてもらってますよ。」
「わぁ、ありがとうございます!」
(あれ?いつもいいねとRT…?)
茉白は莉子が言っていた“クロさん”のことを思い出した。
(影沼…影…黒…ひょっとしてクロさん…だったりする?)
「そうなんです。デザイナーというか、商品の企画とか…売れないものもたくさん作ったみたいですよ。だから営業畑出身の社長さんよりも数字にはちょっと大雑把なところがあって…母が外からサポートしてました。」
「へぇ…」
「だから母の分までカバーしなくちゃって思ってるんですけど、なかなか…」
茉白は困ったように言った。
「でも、茉白さんは頑張ってますよね。」
「え?」
「女性なのに営業としてあちこち飛び回って、シャルドンのパーティーにも招待されるくらい実績を上げている。」
(女性なのに…?)
茉白は影沼の言葉に引っ掛かりを覚えたが、重箱の隅をつつくようだと思い、受け流すことにした。
「あのパーティーはたまたまタイミングが良かっただけです。」
「タイミング?」
「はい、OEMとか…SNSで商品を紹介していただける機会があって、まぁいろいろ…」
「ふーん。ああ、そういえばいつもTwitty見てますよ。あれは茉白さんが?」
「はい、後輩と二人で管理してます。なかなか奥が深くておもしろいです。」
「私は見る専門ですね。いつもLOSKAさんの投稿にこっそりいいねとRTさせてもらってますよ。」
「わぁ、ありがとうございます!」
(あれ?いつもいいねとRT…?)
茉白は莉子が言っていた“クロさん”のことを思い出した。
(影沼…影…黒…ひょっとしてクロさん…だったりする?)