天使の受難 アレクサンドラとグルシア(魔法の恋の行方・シリーズ10)
「ああ、つられて仕事にならなかったな。
あいつは、予測不可能な動きをする・・」

サリエルはうなずいて、結果を言った。

「それでは、再判定ということになるかな」

「・・・くっ・・臭いが・・する」

グルシアが急いで窓を開け、顔を出して臭いの元を探ろうと左右を確認した。

「魔女の臭いか!!」

「アレクサンドラではない・・別の奴だ!!」

グルシアは窓から飛び降り、教会の裏門に向かった。

ここが、マンションの裏口に一番近い。


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