イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの

 「茜こそ、実家に連絡したほうがいいんじゃないか?本当は茜の実家へ行った方がいいかもしれないな」

 「いいよ。帰ると大変なことになりそう。アパートへ帰れなくなるような気がする。電話で済ませる。そうだ、パパから何を言われてたの?」

 「それは内緒。男同士の話だ」

 「さっきから内緒ばっかり。ずるい」

 海斗は身を乗り出して私にチュッと音を立ててキスをした。

 「な、何?」

 「心配無用。茜は俺を信じてくれないとな」

 「海斗を信じて、るよ……」

 小さい声で囁く。恥ずかしい。

 またチュッとキスされた。

 「さあ、帰るぞ。我慢できない」

 「なに?」

 「車の中でいけないことしたくなる」

 「ええ?!」

 「だから、帰ろう。俺たちの家へ」

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