イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの
「はい。嬉しいです。高梨君が嫌いなわけではないですけど、海斗がいいです」
「会長から新藤君へ話したことは、いずれ時期を見て正式に話し合うとする。それまで君達がうまくいくならのはなしだよ」
むー。本当に頭にくる。もう、話したくない。
「お話しはそれだけですか?」
「ああ。縁談はなくなったと妹夫婦に伝えてくれ。さぞ喜ぶだろう」
「……わかりました」
頭を下げて出てきた。はー。最低。後ろを向いてあっかんべーをした。
それにしても高梨君。大丈夫かな?海斗の事務所、顧問弁護士受けるのかな?聞いてみようと思いながら帰宅した。