イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの
そう言うと、おでこに冷却シートを貼ってやる。法務部長め。さては、高梨の分も茜に仕事全部振ったな。覚えてろよ。俺の茜をこんなにして、許さん!
ブツブツ文句を言いながらおかゆを作り、その横で自分はチャーハンをチンして食べる。
おかゆと薬を持って部屋へ行くと、寝息が聞こえた。可哀想だが、起こさないと熱がどんどんあがるかもしれないな。一旦食べてからじゃないと薬は飲めないから起こすしかない。
「茜。少しだけでもいいから食べられるか?いちごもあるぞ」
「……い、いちご」
相変わらず、好きなものに弱い。いちごと言われたが、とりあえずおかゆ。
そしていちごを小さくして口に入れてやる。にっこりした。可愛いな、やっぱり。
「おいひい。海斗、おかゆ作れたんらね」
フガフガしながら食べてる。
「俺はスーパーマンなんだよ」
「そうだね。お掃除できないけどね」