イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの
一言余計だ。ちろりと見ると赤い顔をして下を向いた。
「薬飲んで寝てろ。お前高梨の分も仕事してるんだろ?少し高梨から聞いたが、法務部長、自分でやらないらしいな。で、お前に全部振ったな」
「……」
返事をしないということは、そういうことだな、やはり。
「いいから寝てろ」
頭を撫でて寝かす。すぐに寝てしまった。
翌日。
茜はまだ熱が少しある。医者に行くほどではないというので、昨日の夜のうちに買っておいたゼリーやプリン、スポーツ飲料を並べ、おかゆも冷蔵庫に入れておく。
「茜。法務部長に今日会ってくる。仕事のこと何とかするから安心してろ」
「え?ええ?!な、何、ダメだよ海斗。何する気?」