イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの
「ありがとう、茜さん」
「大変でしたね、京ちゃん待ってましたよ」
みのりさんは京介君を抱きしめてふたりで泣いていた。
海斗は警察の人と話をしている。
「神木さん。俺が担当しますので、一緒に警察で事情を話しましょう」
そう言うと、警察の人は男性を連れて出て行った。
「あの人、別れた旦那さんですか?」
こくんとうなずいた。
「DVだったの。やっと見つからないところまで逃げてきたんだけど、保育園から足が付いたみたい。ここにもいられないわ」
「神木さん。ご相談に乗りますから大丈夫です。それと、京介を寝かしてから警察に行きましょう。茜見てやれるだろ?」
「うん。みのりさん、さっきカレーを持って行くところだったの。京ちゃんにあとでカレー食べさせますから大丈夫です」