イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの

 「美紀。何もでないよ」

 「ふふふ。お大事にね」

 そう言って、帰って行った。

 三日後。海斗が来た。

 「経過は順調だ。予定より早く退院出来そうなんだってな。良かった。退院後はしばらく実家へ戻れ。そのほうがいいだろう」

 「え?別に、たまに手伝いに来てくれる人がいればいいよ。何もしないんだから……ママは家事苦手だし」

 「まあ、そうはいってもな。相談して決めてくれ。俺もお前が戻ってきたら、お前を支えるために仕事をセーブする」

 「そんな、無理しないでいいよ」

 「……あ・か・ね!お前が一番大切なの!」
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