イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの
もう一つの縁談
昨日、海斗が会社に現れて、パニックになった。
それどころか強引にその夜キスされて……私のファーストキスだった。
海斗が帰り際にまたキスしようとしたから、勇気を出して言った。
「今日はもうおしまいにして」
口を両手で押さえ真っ赤になっている私を驚いた顔をして見た。
「どうして?恋人だからおやすみのキスをするんだよ」
「だって……さっき初めてだったし、私下手くそでしょ……」
本心だった。
すると海斗が静かになった。恥ずかしくて海斗の顔を見られなかったが、あまりに静かだからどうかしたのかと心配になって顔を上げてみたら横を向いている。
「え?どうしたの海斗?」
「お、お前……よくそんなこと……あー、ホントに我慢できない」
顔を覆っている。
「どうしたの?」
「そうか……やっぱりファーストキス……嬉しいよ、茜。俺のためにとっておいたんだろ?」
どう答えたらいいんだろう。
「……だ、だれも欲しがらなかったから、残ってたの。の、残り物でごめんね」
腕を引かれ海斗の香りに包まれた。
それどころか強引にその夜キスされて……私のファーストキスだった。
海斗が帰り際にまたキスしようとしたから、勇気を出して言った。
「今日はもうおしまいにして」
口を両手で押さえ真っ赤になっている私を驚いた顔をして見た。
「どうして?恋人だからおやすみのキスをするんだよ」
「だって……さっき初めてだったし、私下手くそでしょ……」
本心だった。
すると海斗が静かになった。恥ずかしくて海斗の顔を見られなかったが、あまりに静かだからどうかしたのかと心配になって顔を上げてみたら横を向いている。
「え?どうしたの海斗?」
「お、お前……よくそんなこと……あー、ホントに我慢できない」
顔を覆っている。
「どうしたの?」
「そうか……やっぱりファーストキス……嬉しいよ、茜。俺のためにとっておいたんだろ?」
どう答えたらいいんだろう。
「……だ、だれも欲しがらなかったから、残ってたの。の、残り物でごめんね」
腕を引かれ海斗の香りに包まれた。