イケメン弁護士は再会した許嫁に愛を囁く~お前は俺のもの
 
 「馬鹿だな。この間も言っただろ?取っておいてくれてありがとう。俺も茜が好きだった。茜もう一度言って……」

 「海斗のこと……ずっと好きだった」

 海斗は私に覆い被さりキスをしながら、服を剥いでいく。自分もまたがったまま、シャツを脱いで、私の素肌に上からキスを落とし下がっていく。

 胸にキスされて、電流が走った私は声を漏らした。

 「可愛い声。もっと聞かせて」

 私は敏感なところに何度も触れられ、キスをされて、声をあげてしまう。

 「ほら、イッて……」

 彼に遠くへ連れて行かれて気が遠くなる。痛いと口にして、はっと気付いて目を開けたら苦しそうな海斗が見えた。

 「くっ!茜、息をして。力抜いて……」

 どんどん訳がわからなくなる。海斗の必死な顔と汗で滑る背中にしがみつく。

 「ああ、茜。誰にも渡さない。やっと俺のものになった……」

 よかった。海斗に私の初めてをあげられたんだ。嬉しい。
 安心していつの間にかそのまま、眠ってしまった。

 朝になり、海斗に揺すられて目が覚めた。

 「茜、朝だぞ。仕事……」

 ハッと目が覚めて、時間を見る。
 まだ六時だ。
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