忘れられないドロップス
──カランッ
「あれ?居ない?」
玄関扉が開く音とその声に遥がすぐに眉間に皺を寄せた。そして私の鎖骨についた痕を見ながら両腕をシーツに突っ張ると寝室扉を睨んだ。
「……おいマジかよ……朝からめんどくせぇな」
(た、助かった)
私は下着と洋服をさっと直すとすぐに寝室の扉を開けた。
「渚さんっ」
「あ、有桜ちゃんいたいた。遥はー?」
遥が私の後ろから抱きつくとあからさまに渚を睨んだ。
「姉貴ふざけんなよっ、いいとこだったのにさー」
大きなお腹を抱えながら渚が早歩きで目の前にやってくると遥にげんこつを落とした。
「痛ってー」
「ったく、いくら有桜ちゃんが帰ってきて嬉しいからって朝から有桜ちゃん困らせないの!分かった?!」
遥が、頭を掌でゴシゴシ撫でながら唇を尖らせた。
「分かってるよっ」
拗ねた遥の返事を聞いてから渚が手に持っていたに紙袋を私に手渡した。中身は、高そうな洋服がたくさん入っている。
「あれ?居ない?」
玄関扉が開く音とその声に遥がすぐに眉間に皺を寄せた。そして私の鎖骨についた痕を見ながら両腕をシーツに突っ張ると寝室扉を睨んだ。
「……おいマジかよ……朝からめんどくせぇな」
(た、助かった)
私は下着と洋服をさっと直すとすぐに寝室の扉を開けた。
「渚さんっ」
「あ、有桜ちゃんいたいた。遥はー?」
遥が私の後ろから抱きつくとあからさまに渚を睨んだ。
「姉貴ふざけんなよっ、いいとこだったのにさー」
大きなお腹を抱えながら渚が早歩きで目の前にやってくると遥にげんこつを落とした。
「痛ってー」
「ったく、いくら有桜ちゃんが帰ってきて嬉しいからって朝から有桜ちゃん困らせないの!分かった?!」
遥が、頭を掌でゴシゴシ撫でながら唇を尖らせた。
「分かってるよっ」
拗ねた遥の返事を聞いてから渚が手に持っていたに紙袋を私に手渡した。中身は、高そうな洋服がたくさん入っている。