問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。


一瞬、俺の言葉にドキッとしたのか、
固まったような表情をする羽那。



でも、その表情は、すぐに変わって。



『っ、ゆっくん、金メダルなら、あげたよ??』



もう何も持ってないよ?って感じの表情。



俺の言葉の意味を理解してない顔で言う羽那。



それでも感情を抑えられない俺は...............



『ん。だいじょーぶ。
羽那は、俺に身を任せてたら済むから』



そう告げて、羽那の頭を撫でた。



そのあと、ほんの少し考えた表情をする羽那。



もしかして、拒否されるのか...............?



そう思っていると、羽那からは...............



『分かった!ゆっくんに、ご褒美あげる!』



俺に〝ご褒美〟をくれるという言葉。


< 109 / 288 >

この作品をシェア

pagetop