問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
*
〝課題〟が終わると、
例の如く、羽那は寝た。
リビングのソファで、
なんの意識もせず、無防備に。
いくら、〝義姉弟〟とは言え、
俺たちは血の繋がりのない他人だ。
眠る時の無防備過ぎる表情も。
勉強とか課題をしてるとき、
弱音を言う可愛い声も。
全部、俺の心にギュンギュン刺さる。
だから俺は、
──────羽那に無防備でいられると困るんだ。
最近は特に、困る。
俺の目の前で無防備に寝る羽那を見ると。
(っ、羽那に、触れてみたい、............っ、)
(羽那は、触ったら、............柔らかい?)
そんな妄想をして、
モヤモヤ、悶々とするほど、俺は限界だ。