問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
夏の暑さなのか、
腰のあたりがほんの少し開いている羽那の服。
完全に、俺の興味本位。
下のズボンと、Tシャツの間から。
羽那の胸に向かって手を滑り込ませた。
手を滑り込ませただけで伝わる羽那の体温。
胸に到達する前なのに、
お腹のあたりも、腰のあたりも。
全部が柔らかい羽那。
柔らか過ぎて、止まらないワクワク感。
やっとの思いで、羽那の胸に触れてたとき。
「......っ、やべ、柔らかすぎ、」
不意に声が漏れたけど、起きない様子の羽那。
羽那のくちびるも、胸も触れて、
俺は、ハッキリ分かった。
早く、羽那に告白して落として、
早く羽那と両想いになりたいんだって。
それに、なにより、
──────羽那が足りない、んだって。
だから、そのためにも、
〝使えるもの〟は使って、
何が何でも羽那と両想いになる。
そんな気持ちが俺をメラメラさせている。