問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
そのまま少し移動して、
花火を見るために座る場所に座る感じ。
「ショックなんて受けんな、」
私を──────ギュッとしたのはゆっくん。
今にも消えそうな声で言ってくれるゆっくん。
励まそうとしてくれてるのが、伝わってくる。
「ゆっくん、ありがとう、」
(ごめんね、ダメな〝姉〟で、、、)
「言っとくけど、励ましてる訳じゃねぇから。
初恋の人なんか忘れて、俺を見ろってこと」
励ましてる訳じゃないけど、
ゆっくんを見ろって.................................
「ぎゅうしてたら見れないよ?」
「あー、いや、今はいい。こーしてるのがいい」
なんだそれはって答えのゆっくん。