問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
『目を瞑ることが、受け入れる合図だよ』
ちゃんと覚えてた。
だから、
ゆっくんを拒否なんかしたくなくって。
自然と、ゆっくんを受け入れるために目を瞑った。
花火のジンクスを、
〝誰か〟と経験する時が来るなて思わなかった。
私には一生無理だと思ってた。
でも、突然訪れた、花火のジンクス。
しかも、その相手はゆっくん。
ゆっくんは、いつも暖かくて安心する手。
大きな体も安心する温もり。
それと同じで、
ゆっくんのキスも暖かくて安心する。
だから、私は花火のジンクスに願った。
このまま、ゆっくんとずっと一緒にいられますようにって。
ゆっくんと、これからもキス出来ますようにって。