問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。


止まらない、止まらない。



無我夢中だ、俺は。



「んっ.........」



止まらない俺を受け入れている羽那は、時折り甘い声を漏らす。



俺はそんな羽那の唇を、
何度も何度も、角度を変えながら奪う。



しゃぶるように、挟み込んで、
羽那の温もりを感じている俺。



(あぁ、俺ってやべーやつじゃん、
欲求不満みたい、、、まぁ、羽那に対してだけだけど)



あぁ、俺、もっと羽那が欲しい。



心の底からそう思った。



だから俺は、一旦口づけをやめて。



「羽那、口開けて?」



そう言ってみた。



「.........っ、ゆっくん、、、ここじゃ、だめ、」



息を切らしながらそう言う羽那。



ここじゃだめ?



あぁ、そういうことかって俺は理解した。



──────家なら良いんだ。


< 182 / 288 >

この作品をシェア

pagetop