問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
まこぴを中庭に呼び出して2人でお昼を食べている。
食べながら、まこぴに全部話した。
「んー、まぁ、羽那は1年生の方が合ってそう」
「そ、それは私と離れたいってこと?」
「いや、そーじゃなくて、頭のレベル的に、」
「頭の、レベル、」
まこぴに言われてハッとした。
2年生の授業は難しすぎる。
なんなら、1年生の授業でも難しすぎる。
難しすぎて、
授業中もゆっんくが何度も助けてくれた。
私は、ゆっくんがいたから、
なんとか高校まで来れたぐらい、頭が悪い。
「だから、羽那は大好きな義弟くんと一緒に1年生からやり直すのもありっちゃありだと私は思う」
私がずっと引っかかってたことを、
素直に口にしてくれるまこぴ。