問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
「......っ、ゆっくん、お口にはしないの?」
聞くのが恥ずかしいのか?
欲張りだと思われたくないのか?
ほんの少し照れながら聞いてくる羽那。
「んー、口にしてほしい?」
俺は焦らすように聞いた。
「っ、うん。お口がいい、」
素直に言う羽那は可愛くて。
つい、ぶちゅーーってしそうになったけど我慢。
「じゃあ、羽那からして?」
俺はそう言って目を閉じて、
舌も入れられるように、ほんの少し口を開けて待ってみた。
ゴクリ、近くで唾を飲み込む音が聞こえて。
ソファに押し倒されたままだった羽那が。
ほんの少し起き上がって、
俺の頬を両手で挟んでキスをしてきた。