問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。


しかも、俺にとってはただの誕生日なのに。



なんなら、忘れてた誕生日なのに。



『大切な日』という羽那。



その『大切な日』に羽那とイチャイチャ出来ない方が俺は問題だ。



だから、、、、、、、、、



『じゃー、大切な日でいいよ?』

『ゆっくん??』



仕方なく言葉を落とした。



──────羽那が欲しい。



その一心で、、、、、、



『メシとかケーキとか、食べたらさ、
羽那を俺にちょうだい?』



そう言った俺。



思えば、文化祭のとき、結ばれて以来。



俺は前よりも、ずっと羽那に夢中だ。



どれだけキスしても、どれだけ抱いても足りないぐらい夢中だ。



でも、それで羽那に負担かけてるかも?って、
そう思う自分もいるから。



──────羽那が嫌なら、、、



「ぅ、」



半分諦めかけたとき、
言葉を出さずとも、コクリと頷く羽那。


< 249 / 288 >

この作品をシェア

pagetop