問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
しかも、俺にとってはただの誕生日なのに。
なんなら、忘れてた誕生日なのに。
『大切な日』という羽那。
その『大切な日』に羽那とイチャイチャ出来ない方が俺は問題だ。
だから、、、、、、、、、
『じゃー、大切な日でいいよ?』
『ゆっくん??』
仕方なく言葉を落とした。
──────羽那が欲しい。
その一心で、、、、、、
『メシとかケーキとか、食べたらさ、
羽那を俺にちょうだい?』
そう言った俺。
思えば、文化祭のとき、結ばれて以来。
俺は前よりも、ずっと羽那に夢中だ。
どれだけキスしても、どれだけ抱いても足りないぐらい夢中だ。
でも、それで羽那に負担かけてるかも?って、
そう思う自分もいるから。
──────羽那が嫌なら、、、
「ぅ、」
半分諦めかけたとき、
言葉を出さずとも、コクリと頷く羽那。