問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。


(あぁ、まじで、可愛い。今すぐ、、、)



そう思ったけど、俺は我慢した。



リビングのテーブルの上。



そこには、羽那が一生懸命、、、



たぶん、盛り付けたであろう料理が並んでいる。



羽那は料理が出来ないから。



俺の誕生日だからって、羽那なりに頑張ってくれたんだろう。



俺はその羽那の気持ちが嬉しいと感じた。



それから、羽那と2人でメシを食べた。



食べ物は全て、俺の好きなメニュー。



この日のために、羽那が買って来たり、
注文したり、慣れないことをしてたと思うと、
余計に──────愛おしい。



あぁ、もう。俺、羽那が欲しい。



だけどさ、今日は、
──────優しくする自信ねぇよ?


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