問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
出会った、5年前いや、もう6年前か。
それぞれ、小5、小6のとき。
その時から、
──────羽那が好き。
それを伝えた時は1番驚いてた。
それと同時に申し訳なさそうな顔になる羽那に俺は「ちゅっ」と軽くキスをした。
「ごめん、したくなった、ちゅー」
「ん。大丈夫、」
俺の話しを聞いて、怖がるかと思ってた。
だけど、羽那は。
むしろ俺にくっついてくれてる。
きっと、──────怖くないって証拠。
俺はそれだけで嬉しかった。
「ゆっくん、」
小さく俺を呼ぶ羽那。
「ん?なーに?」
羽那に、首を傾けて問いかける俺。