問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。






朝食を食べて、羽那と2人、
学校に向かう途中で、羽那は急に大声を出した。



『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!』



しかも、叫びながら、
どこかに走って行く羽那。



羽那がそこまで来たところで、
ある人物の肩に手を置きながら声をかけた。



『まさきちぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!』



羽那が『まさきち』と呼んだやつは、
どっからどうみても男で。



俺は、〝羽那を独占したい〟って思ってるのに、羽那は違うから、腹が立った。



「わぉ!さかちじゃん!朝からぐぅ、」

「ん?まさきち?偶然って言おうとした?」



そこで、俺は羽那の目の前にいる男を、
ギロッと思いっきり睨んだ。


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