問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。
◇応援団長と、寝たい
〝初めての男友達〟のまさきちに逃げられて。
ゆっくんを怒らせてしまったあと、
私は、トボトボ教室へと向かった。
「まこぴぃぃぃぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!」
親友、まこぴを呼びながらぎゅーっと抱きつく。
「お?どしたの、羽那?」
首を傾げながら、
心配そうに頭をなでなでしてくれるまこぴ。
「昨日ね、初めて男友達が出来たの!
でね、今朝声かけたら、逃げちゃった......」
朝の、
1番ショックだったことを、まこぴに伝える私。
「んー、羽那。その時、義弟くんといた?」
「ふぇ?うん?」
「あー、じゃあ、原因はそれだわ」
私の話しを聞くなり、
分析?的なのをしながら頷いているまこぴ。