問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。


「よし、応援団長は穂坂だ!」



先生がそう言うと、
〝応援団長 穂坂羽那〟と、
黒板にしっかり書かれている。



「やるとか言ってないですってぇぇぇぇぇ!」



私が叫ぶも、時すでに遅し。



反対意見なく、決まってしまった〝応援団長〟



「よーし、じゃあ、気を取り直して、
1時間目は体育祭の種目決めだーー!」



私の意思はどこへやら?



先生は、気を取り直して、
体育祭の種目決めを始めてしまった............



オーマイガーーーーーっ!!!!!!!



なんということでしょう!



「神様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
やりたくないですぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

「穂坂!煩いぞ!」



結局、神様頼んでも、
先生は変えてくれることはなかった.........


< 54 / 288 >

この作品をシェア

pagetop