問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。






「あははっ!いや〜災難だったね、羽那」



お昼休み、目の前にいるまこぴは大爆笑。



「わっ、笑いごとじゃないよぉぉぉぉぉ!」

「おぉ!その応援団長らしい声さすがぁ!」

「んもぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーー!!
まこぴまでバカにしてるぅぅぅぅぅぅ!」

「でも、楽しそーじゃん!
女子初の応援団長なんてさ〜!」



ニヤニヤ、ニマニマ笑ってるまこぴ。



言葉は馬鹿にしてても、
全然そう感じないのは、まこぴのいいところだ。



「それよりも私は、
まこぴとリレーやりたかったぁぁぁぁぁっ!」



凄く心残りなことを口にする私。



「いやぁ、
リレーは足速い人に決まっちゃうからねぇ〜」



運動神経が良くて、足も速いまこぴ。



対して、私は、
運動神経が悪くて足が遅い.....................


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