問題ありの義弟は、義姉に独占欲強め。


「ん。だいじょーぶ。
羽那は、俺に身を任せてたら済むから」



私の考えなんか、お構いなしに、
『大丈夫』と言って、頭を撫でるゆっくん。



ゆっくんは、嘘をついたりはしない。



だから....................................



「分かった!ゆっくんに、ご褒美あげる!」



私が言葉を放った瞬間、
ゆっくんの顔は凄く笑顔になったと同時。



私の首元にやって来たゆっくんの顔。



(ゆっくん、そんな所にご褒美ないよ?)



そう、心の中で思った瞬間、
ツーッと首筋を軽く舐められる感触。



「ゆゆゆゆゆ!ゆっくん!なっ、舐めた?」



なぜか、緊張しながら、
半信半疑で尋ねてみた。


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