【BL】SAY YOU LOVE ME
そんなワケない!
涼さんのお世辞に僕はますます赤面した。
歌なんて…
小学生の頃音楽の時間に歌ったことしかない。
上手い筈なんてないんだ。
恥ずかしかったけど、でも涼さんは満足そうだし、何だか知らないけど
まぁいいや。
だってさ、憧れの人にこんなに近づけて、CDにサインまでして貰っちゃって。
こんなラッキー二度とないかも。
「ミナトくん、あっちに行こう?
コーヒーがいいかな?」
涼さんがリビングに行ってしまった。
あわてて立ち上がると、机の下に拾い忘れられたファイルが一冊目に入った。
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