【BL】SAY YOU LOVE ME
「いいんだよ。オレの替わりにそうやって爆発してくれてスッキリした。
まだいまいち現実味が無くて…
オレ泣くとか出来ないし、怒りたいけど誰に怒ればいいかも分からないしさ。
変な言い方だけど、嬉しい…よ?」
照れたように鼻をかく涼さんが笑った。
僕が落ち込まないように気遣ってくれているのが分かって、余計に自己嫌悪してしまう。
気を取り直そうと僕は顔をパシパシッと叩いた。
冷静になると、このトップシークレットに違いない事実を知って良かったのだろうか?と冷や汗が出てくる。
勿論誰にも口外するつもりは無いけど、僕は今日初めて涼さんに会ったばかりの人間だ。
いちファンとしては個人的に話を出来ただけでも奇跡的なのに、CDを貰ったりマンションまで来たなんて天変地異としか思えない。
この上の衝撃的な事実だ。
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