【BL】SAY YOU LOVE ME
「どこの子でもない。
フツーの子だから!
一般人!
だからお客さんがいるって言ったろ!?」
涼さんはパシッと手の甲でマネージャーさんの頭をはたいた。
「ふんっ、だって今は女を連れ込まれちゃ困るからね!
チェックしなきゃ!」
マネージャーさんはそのまま部屋に入り込み、キッチンへ消えた。
「遠山!
お前失礼だろっ!まずミナトくんに謝れよ!
つーかもう帰れ!」
対面式のカウンターに身を乗り出し涼さんが叫んでいる。
僕はあわわっ、
と急いで身支度し、今度こそおいとましようとした。
ところが。
「待って!」
キッチンから鋭い声が飛んできた。
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