【BL】SAY YOU LOVE ME
カミングアウト
♪
オレ達がビルの自動ドアをくぐると、決まった動きをするロボットみたいに受付嬢達が立ち上がった。
が
オレの顔を見た途端
キレイを売りにしているその顔が、明らかにひょっとこ状態に歪んだ。
今日の会見終了後はこのビルに戻る予定だったけれど
時間にして1時間は早い。
それにメンバー達と社用車で戻る筈だったから
見知らぬ少年と2人だけで正面玄関から現れたら驚かれても仕方ない。
その受付カウンターに
「遠山から連絡あったら仕事部屋にいるって伝えて」
とだけ言付けた。
受付嬢達が何か言いたげなのを無視し、ミナトくんとエレベーターへ乗った。
もう
諦められないと思っている、自分を自覚していた。
.
オレ達がビルの自動ドアをくぐると、決まった動きをするロボットみたいに受付嬢達が立ち上がった。
が
オレの顔を見た途端
キレイを売りにしているその顔が、明らかにひょっとこ状態に歪んだ。
今日の会見終了後はこのビルに戻る予定だったけれど
時間にして1時間は早い。
それにメンバー達と社用車で戻る筈だったから
見知らぬ少年と2人だけで正面玄関から現れたら驚かれても仕方ない。
その受付カウンターに
「遠山から連絡あったら仕事部屋にいるって伝えて」
とだけ言付けた。
受付嬢達が何か言いたげなのを無視し、ミナトくんとエレベーターへ乗った。
もう
諦められないと思っている、自分を自覚していた。
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