【BL】SAY YOU LOVE ME
謝るオレに、ミナトくんはすがるように首を振った。
「違います!
ホントは……
ホントはやれるものなら、やりたいです!
涼さんに選ばれたなら応えたいです!
だけど、やれない自分が悔しくて……
違う人が涼さんと一緒にやるなんて、考えたら悲しくて――」
必死に訴える瞳にまた涙が揺らめく。
え?
ホントはやりたい……?
「なんで……」
オレは思わず呟いた。
「じゃあ何でやれないの?
ホントはやりたいなんて聞いたら……
オレ本当にミナトくんのこと諦めらんないよ」
あぁオレは
なんて欲深いんだ。
どうしてこんなに欲しいんだ。
これじゃなりふり構わない
子供の欲しがる理論だ。
「――聞いたら
幻滅させます……
涼さんと二度と会えなくなるのは嫌です……」
怯えを含んだ声にオレは弾かれるように顔を上げた。
.
「違います!
ホントは……
ホントはやれるものなら、やりたいです!
涼さんに選ばれたなら応えたいです!
だけど、やれない自分が悔しくて……
違う人が涼さんと一緒にやるなんて、考えたら悲しくて――」
必死に訴える瞳にまた涙が揺らめく。
え?
ホントはやりたい……?
「なんで……」
オレは思わず呟いた。
「じゃあ何でやれないの?
ホントはやりたいなんて聞いたら……
オレ本当にミナトくんのこと諦めらんないよ」
あぁオレは
なんて欲深いんだ。
どうしてこんなに欲しいんだ。
これじゃなりふり構わない
子供の欲しがる理論だ。
「――聞いたら
幻滅させます……
涼さんと二度と会えなくなるのは嫌です……」
怯えを含んだ声にオレは弾かれるように顔を上げた。
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