【BL】SAY YOU LOVE ME
まだ白い頬を涙が濡らしていた。
「――でも……
こんな僕が、許される筈ありません」
オレはポロポロ落ちる涙を指で受け止め拭うと、首を横に振った。
「許して貰う必要なんか無いよ。
好きなように
自分勝手に
皆そうして生きてるんだから。
キミは今まで過去に呪縛されてたんだよ……
多分それは、罪悪感じゃないのかな?」
「罪悪感……?」
「そう、
――お母さんに対する罪悪感があるんじゃない?」
ミナトくんは大きく目を見開いた。
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