【BL】SAY YOU LOVE ME





「涼さ…」



驚いて上げる声はくぐもってオレの胸に直接響く。



「涼さん…どう……」



困惑させているのは分かっている。



でも離せなかった。



「涼さん?」



尚も与えられる声の振動が煩わしい、と思った。



屈んだオレの髪が、出来た空間に気づいて上げたミナトくんの顔に降りかかる。


目は見開かれていた。





そのままその唇をオレは塞いだ。




キスを、した。












< 190 / 230 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop