【完結】婚約破棄されて嫁いだ先の旦那様は、結婚翌日に私が妻だと気づいたようです
「ごめん!! 俺が悪かった! 心配してくれてるエリーヌの顔が可愛いなんて不謹慎なこと考えて触れてしまった! いや、いつものエリーヌが可愛くないとかそんなことなくてむしろ可愛いし綺麗だし、俺にはもったいないくらいの人なんだけど。今日は特に可愛いなとかドレス似合ってるなとかいろいろ考えて……その、許してください!!!」
アンリはどんどんと恥ずかしげもなく愛の言葉を囁いているが、本人に自覚はない──。
そんな風に自分への愛を真っ直ぐに伝えてくれるアンリに、エリーヌは呟く。
「……ぃですか?」
「え……?」
エリーヌは顔を赤くしてアンリから目を逸らして言う。
「その、実は最近食事が美味しくて食べ過ぎてしまいまして。えっと……ちょっと、体形を気にしていたのです。なので、その……お恥ずかしいのですが、薬草に詳しいアンリ様に体の不純物を取り除く様な……その、お薬がないか相談をしにきたのです」
その言葉を聞いてアンリはぽかんとしている。
(ああああああああーーーーー!!! やっぱり嫌われてしまったかしら。そうよね、やっぱりアンリ様も妻には綺麗ですらっとしていてほしいわよね……)
アンリはどんどんと恥ずかしげもなく愛の言葉を囁いているが、本人に自覚はない──。
そんな風に自分への愛を真っ直ぐに伝えてくれるアンリに、エリーヌは呟く。
「……ぃですか?」
「え……?」
エリーヌは顔を赤くしてアンリから目を逸らして言う。
「その、実は最近食事が美味しくて食べ過ぎてしまいまして。えっと……ちょっと、体形を気にしていたのです。なので、その……お恥ずかしいのですが、薬草に詳しいアンリ様に体の不純物を取り除く様な……その、お薬がないか相談をしにきたのです」
その言葉を聞いてアンリはぽかんとしている。
(ああああああああーーーーー!!! やっぱり嫌われてしまったかしら。そうよね、やっぱりアンリ様も妻には綺麗ですらっとしていてほしいわよね……)