離縁するのじゃ、夫様!──離縁前提婚の激重陛下が逃がしてくれず、結局ズブズブ愛され王妃に君臨するまで─


「全く自分に甘い男じゃ」

「アンドリュー君って愛に素直なそういう男なんだよ」


足を投げつけたので片足で立っているザラの前にエドワードが跪く。


ザラがエドワードの肩に手を置くと、エドワードがザラのスカートをまくって義足を再びつけ始めた。お互いさらっと義足つけますよ作業に入るのは、長年積み上げた息の合いようだ。


「このまま足にキスしていい?僕もうザラが足りなくて死にそう」

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