緋色の徴(しるし) リリカとサリエル(魔法の恋の行方シリーズ11)
玄関には、華奢なピンヒールの
サンダルが置いてあるのに気が付いた。
誰か来ているのか?
グルシアが、靴を脱ごうとした時、
「おっかえりーーー!」
アレクサンドラが、リビングから紅茶ポットを手に顔を出した。
「誰か・・・来ているの?」
グルシアが聞くと、アレクサンドラは思案気に
「うん、ちょっとね。
相談事があってさ、ちょうどよかった。
ダーリンにも聞いて欲しいな」
「そう、誰なの?あと、これお土産ね」
グルシアは、手提げの袋をアレクサンドラに渡して、上着を脱ぎながら、リビングの扉を開けた。
そこは・・誰もいなかった。
テーブルにはアップルパイ、
飲みかけの紅茶があるだけだ。
強いシナモンとジンジャーの臭い・・!
「魔界の者かっ!!」
グルシアは、手首から黄金の長剣を出した。
「ちゃうよーー。魔女だけど、
今日は、相談で来ただけだから」
アレクサンドラは焦って、グルシアの背中のワイシャツを引っ張った。
グルシアが、急いでベランダに出たが、誰かいる気配もない。
「逃げたのか!!」
「うん、もぉ!!」
アレクサンドラは、ベランダの大きな鉢植えの前にしゃがみ込んだ。
サンダルが置いてあるのに気が付いた。
誰か来ているのか?
グルシアが、靴を脱ごうとした時、
「おっかえりーーー!」
アレクサンドラが、リビングから紅茶ポットを手に顔を出した。
「誰か・・・来ているの?」
グルシアが聞くと、アレクサンドラは思案気に
「うん、ちょっとね。
相談事があってさ、ちょうどよかった。
ダーリンにも聞いて欲しいな」
「そう、誰なの?あと、これお土産ね」
グルシアは、手提げの袋をアレクサンドラに渡して、上着を脱ぎながら、リビングの扉を開けた。
そこは・・誰もいなかった。
テーブルにはアップルパイ、
飲みかけの紅茶があるだけだ。
強いシナモンとジンジャーの臭い・・!
「魔界の者かっ!!」
グルシアは、手首から黄金の長剣を出した。
「ちゃうよーー。魔女だけど、
今日は、相談で来ただけだから」
アレクサンドラは焦って、グルシアの背中のワイシャツを引っ張った。
グルシアが、急いでベランダに出たが、誰かいる気配もない。
「逃げたのか!!」
「うん、もぉ!!」
アレクサンドラは、ベランダの大きな鉢植えの前にしゃがみ込んだ。