緋色の徴(しるし) リリカとサリエル(魔法の恋の行方シリーズ11)
「今度の魔女を辞めたいって子たち、真面目だよ。
ラブテクが苦手だって言うし」
アレクサンドラが、すぐに補足した。
「そーなんだ。サキュバスの奴らが、ガンガンやってるしね。
魔女の薬草や呪文は、ニンゲン界で実績が出にくいし。
そうなると、どうしても立場的に、弱くなっちゃう」
リリカが、ふうっと息を吐いた。
「魔女部門が停止か、廃止されるかもしれないんだ。
よくて縮小」
アレクサンドラが、追加情報を足した。
「天使のヨメになれば、ニンゲン界の永住権取れるじゃん」
「まぁ、申請があれば・・
考慮はするが」
グルシアも、冷めた紅茶を飲んだ。
魔女は邪悪で、自分さえ良ければいいと思う奴ばかりだと思ったが、
リリカは、自分の部下の身の振り方を心配している。
アレクサンドラもそうだったが、案外、真面目なのだろう。
「それならば、俺より適任者がいるな。
サリエルを呼ぼう」
「サリエルって、あの紅い奴だよね」
リリカが叫んだ。
「あいつはやだよ。」
「えーー、リリカ、知っている奴なの?」
「うん、ちょっと、接触したけどぉ・・」
リリカも、サリエルにいきなりお姫様抱っこされた・・・・
とは、言えない。
「オトコ天使を集めるなら、
サリエルのほうが、適任だ。
顔が広いし、今、ニンゲン界に常駐しているからな」
「まぁ、仕方ないか・・」
リリカは口を尖らしたが、
すぐにアイスクリームを、真っ赤な唇に運んだ。
ラブテクが苦手だって言うし」
アレクサンドラが、すぐに補足した。
「そーなんだ。サキュバスの奴らが、ガンガンやってるしね。
魔女の薬草や呪文は、ニンゲン界で実績が出にくいし。
そうなると、どうしても立場的に、弱くなっちゃう」
リリカが、ふうっと息を吐いた。
「魔女部門が停止か、廃止されるかもしれないんだ。
よくて縮小」
アレクサンドラが、追加情報を足した。
「天使のヨメになれば、ニンゲン界の永住権取れるじゃん」
「まぁ、申請があれば・・
考慮はするが」
グルシアも、冷めた紅茶を飲んだ。
魔女は邪悪で、自分さえ良ければいいと思う奴ばかりだと思ったが、
リリカは、自分の部下の身の振り方を心配している。
アレクサンドラもそうだったが、案外、真面目なのだろう。
「それならば、俺より適任者がいるな。
サリエルを呼ぼう」
「サリエルって、あの紅い奴だよね」
リリカが叫んだ。
「あいつはやだよ。」
「えーー、リリカ、知っている奴なの?」
「うん、ちょっと、接触したけどぉ・・」
リリカも、サリエルにいきなりお姫様抱っこされた・・・・
とは、言えない。
「オトコ天使を集めるなら、
サリエルのほうが、適任だ。
顔が広いし、今、ニンゲン界に常駐しているからな」
「まぁ、仕方ないか・・」
リリカは口を尖らしたが、
すぐにアイスクリームを、真っ赤な唇に運んだ。