緋色の徴(しるし) リリカとサリエル(魔法の恋の行方シリーズ11)
アレクサンドラは、かいがいしく、グルシアから上着と鞄を受け取り、ヨメの仕事をしている。
「今、お茶、入れるね」
やっぱり、大天使は苦手だ。
リリカは、目の前に座ったグルシアから、視線をそらすために、ベランダを見た。
男物のワイシャツ、シーツ、
枕カバーなどの洗濯物が、風で揺れている。
「こんにちは、リリカ君、
合コンはどうだった?」
そう言って、
グルシアは指を組んだ。
アレクサンドラも隣に座って、
紅茶を入れている。
黙っていても、ラブラブの雰囲気はダダ漏れだ。
お似合いの夫婦・・
夫は妻を守る。
妻はかいがいしく、世話を焼く。
アレクサンドラに向けるグルシアの視線は、穏やかで優しい。
信頼して、すべてをゆだねる相手がいるって・・って
こんな感じなのかな。
「おかげさまで、デートの約束をしたと・・報告を受けましたけど」
リリカは、居心地が悪そうに、
そわそわし始めた。
「そうか、それは良かったな」
グルシアが、紅茶を一口飲み、
ふっと笑ってリリカを見つめた。
「サリエルが変態とは・・?
ぜひとも聞きたいね。リリカ君」
ああ・・尋問口調だ。
リリカは、うなだれた。
「今、お茶、入れるね」
やっぱり、大天使は苦手だ。
リリカは、目の前に座ったグルシアから、視線をそらすために、ベランダを見た。
男物のワイシャツ、シーツ、
枕カバーなどの洗濯物が、風で揺れている。
「こんにちは、リリカ君、
合コンはどうだった?」
そう言って、
グルシアは指を組んだ。
アレクサンドラも隣に座って、
紅茶を入れている。
黙っていても、ラブラブの雰囲気はダダ漏れだ。
お似合いの夫婦・・
夫は妻を守る。
妻はかいがいしく、世話を焼く。
アレクサンドラに向けるグルシアの視線は、穏やかで優しい。
信頼して、すべてをゆだねる相手がいるって・・って
こんな感じなのかな。
「おかげさまで、デートの約束をしたと・・報告を受けましたけど」
リリカは、居心地が悪そうに、
そわそわし始めた。
「そうか、それは良かったな」
グルシアが、紅茶を一口飲み、
ふっと笑ってリリカを見つめた。
「サリエルが変態とは・・?
ぜひとも聞きたいね。リリカ君」
ああ・・尋問口調だ。
リリカは、うなだれた。