マイシス××。



「よいだろう。ただし、条件がある」

気迫めいたその瞳が私をじっと捉えて、頭の天辺から足の先までジッと確認する様に視線を動かしていく。




どんな条件を出されても従うのよ。

私逹が助かるのは、それしかないの。




ごめんね、コハル──。





私を愛おしそうに見つめる瞳。

私の頭を優しく撫でるその冷たい手が、遠のいても。





どんな事があっても、私は泣かない。


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