私、自殺したって本当ですか?

鏡と私。

朝6時。私の耳に入るのはスマホのアラーム音。

あっ。

真菜もうそろそろ起きなさい。もう6時15分になるわよ?

朝6時起きたら1番初めに鏡を見る。
あぁ。今日もわたしが世界一。

朝食を食べ、急いで学校へ向かう。

いつもの校門。いつもの下駄箱。それにいつものクラスメイト。
今日もつまらない学校生活。

授業中。真菜はトイレに走った。
あぁ。いつでも私は世界一。こんなにも美しいのに。

扉を開けるとクラスの皆は私を輝かしい目で見る。
皆、私の美しさに圧倒されてる。

今日も虐められてるあの男子。私はあの子をがばう。
あぁ。私って偉い。顔もいいのに性格もいいなんて最強じゃない。

休み時間。女子は輪になり噂話でグスグスと笑う。
そんな時でも真菜は鏡から目を離さない。

あぁ。私って美しい。

女子は私を見てヒソヒソと話している。
やっぱり私の美しさに惚れてるんだ。女子まで落としちゃうなんて。やっぱりわたしは最強。

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop