若き公爵の子を授かった夫人は、愛する夫のために逃げ出した。 一方公爵様は、妻死亡説が流れようとも諦めません!
翌日、ショーンとジョンズワートに呼び出されたカレンの前には、木苺のタルト、ハーブティーが並んでいた。
「おかあしゃ、いつもありがと!」
「カレン。僕らからの、感謝の気持ちだよ」
「! そっか、今日はマザーズデイ……! ありがとう、二人とも」
心からの笑顔を見せるカレンに、ショーンがバラの花束を手渡す。
「ショーンが選んだバラだよ。ハーブティーに使われてる葉とタルトの木苺も、ショーンが収穫したんだ」
「まあ……!」
ジョンズワートの言葉に、カレンの緑の瞳が驚きに開かれる。
まだ幼い息子からの、とびきりのプレゼント。
この子には、親の勝手で苦労させてしまったというのに、こんなにも優しく元気に育ってくれた。
ショーンが健やかに育ってくれたことと、そんな息子からのプレゼントが、嬉しくてたまらなくて。
「ありがとう。ありがとう、ショーン。母さん、すごく嬉しい」
「おかあしゃ……?」
カレンは、息子を抱きしめながらぽろぽろと涙をこぼした。
ショーンはきょとんとしていたが、嬉しい、という言葉を聞き、笑顔を見せた。
「おかあしゃ、いつもありがと!」
「カレン。僕らからの、感謝の気持ちだよ」
「! そっか、今日はマザーズデイ……! ありがとう、二人とも」
心からの笑顔を見せるカレンに、ショーンがバラの花束を手渡す。
「ショーンが選んだバラだよ。ハーブティーに使われてる葉とタルトの木苺も、ショーンが収穫したんだ」
「まあ……!」
ジョンズワートの言葉に、カレンの緑の瞳が驚きに開かれる。
まだ幼い息子からの、とびきりのプレゼント。
この子には、親の勝手で苦労させてしまったというのに、こんなにも優しく元気に育ってくれた。
ショーンが健やかに育ってくれたことと、そんな息子からのプレゼントが、嬉しくてたまらなくて。
「ありがとう。ありがとう、ショーン。母さん、すごく嬉しい」
「おかあしゃ……?」
カレンは、息子を抱きしめながらぽろぽろと涙をこぼした。
ショーンはきょとんとしていたが、嬉しい、という言葉を聞き、笑顔を見せた。