胡蝶ミラへのエクスプレス
「嬉しい、森高さんと美味しいランチだ。既に楽しいなぁ」
「この時間に行ったら、きっと一番先に入れるはずだよ」
今度はもう、絶対に大丈夫だ。
「私も越智君と美味しいとんかつランチ、リベンジだし嬉しい」
今日も、夕方越智君と別れて、三十分離れた自宅へ帰宅する。
帰りたくないのにな……きっと、照れ臭くて言えないや。
いつかもっと近い距離になった時に、ちゃんと改めて好きの気持ちを伝えられたら良いな。
越智君と一緒にいると、おかしいくらいに笑顔が弾ける瞬間ばかりだ。