婚約破棄寸前の不遇令嬢はスパイとなって隣国に行く〜いつのまにか王太子殿下に愛されていました〜
29 婚約者候補のお茶会
「素敵です! お嬢様!」
「本当ね。あたしの見立てのお陰だわ!」
「ふふっ、二人ともありがとう」
今日はレイモンド王太子殿下から公式に招待をされたお茶会だ。なんでも彼の婚約者候補の令嬢たちが集められるらしい。
その中になぜわたしも含まれているかというと、未来のアングラレス王妃なので未来のローラント王妃となるかもしれない令嬢たちと是非交流を結んで欲しい……という理由だった。
実はそれは表向きの理由で、わたしが意気消沈としているから気晴らしに同じ年頃の令嬢たちとお喋りをしたり甘いものを食べたりして元気を出して欲しい……って、レイが気を遣ってくれたみたい。
先日、大使館に商談で来訪したリヨネー伯爵令息が言っていたわ。 王宮のパティシエが作るお菓子は格別で令嬢たちに人気みたいだから、ちょっと楽しみ。
「本当ね。あたしの見立てのお陰だわ!」
「ふふっ、二人ともありがとう」
今日はレイモンド王太子殿下から公式に招待をされたお茶会だ。なんでも彼の婚約者候補の令嬢たちが集められるらしい。
その中になぜわたしも含まれているかというと、未来のアングラレス王妃なので未来のローラント王妃となるかもしれない令嬢たちと是非交流を結んで欲しい……という理由だった。
実はそれは表向きの理由で、わたしが意気消沈としているから気晴らしに同じ年頃の令嬢たちとお喋りをしたり甘いものを食べたりして元気を出して欲しい……って、レイが気を遣ってくれたみたい。
先日、大使館に商談で来訪したリヨネー伯爵令息が言っていたわ。 王宮のパティシエが作るお菓子は格別で令嬢たちに人気みたいだから、ちょっと楽しみ。