再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています


それを読んだ千晶ちゃんはうれしそうだったし、バッグを取り返そうとした彼女の正義感も誇らしくは思うのだが、それでもやはりああいうときは逃げてほしいのが俺の本音だ。

そんなことを思いながら柔らかな髪に指を通していると、千晶ちゃんの瞼がゆっくりと開いた。

どうやら目を覚ましたらしい。


「おはよ」

「……おはようございます」


挨拶を返してくれたもののまだ眠そうだ。

とろんとした目で見つめてくる千晶ちゃんの頬に唇を寄せる。

柔らかなそこに口付けて唇を離すと、じっと俺のことを見つめてくる千晶ちゃんと目が合った。その表情はどこか物足りなさそうで、俺の口角が持ち上がる。


「ここにしてほしい?」


千晶ちゃんの唇を親指の腹でそっとなぞると、彼女は小さく頷いて目を閉じた。

初めはそっと重ねた唇は互いの熱を求めるように激しいキスに変わる。どちらからともなく舌を絡め、気が付くと俺は千晶ちゃんを組み敷いていた。


「んっ……」


唇を離して彼女の首筋に舌を這わせて優しく吸い付く。

昨夜の行為後すぐに眠ってしまった千晶ちゃんの格好は下着を身に着けただけの無防備なもの。

やんわりと胸を揉みながら、首筋に這わせていた舌をゆっくりと下に移動させ胸の先端をぱくりと口に含んだ。


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