再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
「……っ、あ」
指先でウエストラインをなぞり、下着の隙間から手を差し入れる。
昨夜の余韻をまだ残しているのか、そこはすでに俺を迎え入れるには十分なほどの準備ができていた。それでも指で解す。
「んっ……加賀、美さん」
千晶ちゃんの声が聞こえて指の動きを止めた。
「どうした?」
とろんとした表情で俺を見つめる彼女の前髪をそっと避ける。
「もう、大丈夫だから。早く、加賀美さんが欲しい」
うるんだ瞳で俺を求める千晶ちゃんに思わず口角が上がる。
俺に抱かれるまで男性経験がなかったはずなのに。
かわいすぎだろ、こんなの。
「いったいどこでそんな殺し文句覚えたんだよ」
六つも年下の彼女に簡単に煽られてしまう俺は単純だ。
けれど千晶ちゃんがお望みとあればすぐにでも俺で満たしてあげたい。
「かわいいな、千晶ちゃんは」
「ん……っ、あぁ」
一気に腰を沈めていく。
弱い場所を突くとひと際甘い声を盛らした千晶ちゃんがぎゅっとしがみつくように俺の背中に腕を回した。
かわいすぎて手加減ができそうにない。
昨夜もたっぷりと彼女を求めたというのにそれでもまだ俺は足りていないらしい。